紫禁城にあった皇族の書房に由来する楠書房は、アマンヤンユンの文化的中枢と呼ぶべき場所です。中国の伝統芸術や知識を探求する場である当センターは、撫州から移築された美しい伝統家屋内にしつらえられています。明朝時代のインテリアの特徴であるクスノキの家具を置いた楠書房は、17世紀の中国の学者が勉強や思索、また書道、音楽、絵画といった伝統芸術を習熟する場であった書房を復元した建物です。美しく手入れされた中庭の向こうには、茶道やお香を愛でるための風情あるプライベートルームが9室、玄関の傍には皇帝の樹が佇んでおり、この光景を見た人は歴史的つながりを維持することの価値を感じずにはいられないでしょう。アマンヤンユンに来訪される全てのお客様には、ご到着の際に皇帝の樹への水やりををお願いしておりますが、これは未来を豊かにするために過去を育むことの重要性を意味しています。